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和歌山県

 大量の死んだ魚を海に捨てたとして、和歌山海上保安部は4日、逢井八角網(おおいはっかくあみ)漁業生産組合(和歌山県有田市宮崎町)と20~70代の組合所属の漁業者17人を海洋汚染防止法違反(船舶からの廃棄物の排出)の疑いで和歌山区検に書類送検し、発表した。

 海南海上保安署によると、漁業者らは共謀して5~6月、有田市の逢井漁港沖で漁船から3回にわたって、計約1・7トンの死んだイワシやサバなどを海中に不法投棄した疑いがある。本来は業者に引き取らせるなど適正な処理が求められるが、組合側は調べに「廃棄処分に困った」などと説明しているという。

 同組合は2021年6月にも、漁港の岸壁から死んだ魚約800キロを不法投棄したとして、廃棄物処理法違反の罪で罰金の命令を受けていた。

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